はじめに あなたは、どこで執筆していますか? 仕事から帰ってきてから、自宅のPCで 移動中の電車で、スマートフォンの執筆アプリで 図書館で、ノートパソコンのテキストエディタで カフェで、Obsidian や Notion などのマークダウン対応アプリで という風に、場所やデバイスを使い分けている人も多いはずです。 Word や Googleドキュメント などの一般的な執筆ツール、あるいは nola などの専門の執筆アプリを問わず、現代の執筆者にとって、「複数デバイスから、同じ原稿にアクセスする」というのは、もはや当たり前の要求です。 本記事では、複数デバイスでの執筆が、どのような利便性をもたらすか、そして実装上の工夫を説明します。...

はじめに あなたの小説やシナリオ、創作物が盗用された場合、「これは私が書いたものだ」と証明できますか? 「著作権は自動的に発生するから、登録しなくても大丈夫」と思うかもしれません。確かにそれは事実ですが、問題が起きた時に、証拠が必要になります。 特に、執筆活動がデジタル化し、Word や Googleドキュメント などで執筆・保存している場合、「いつ、何を執筆したのか」の履歴を残すことは重要です。本記事では、著作権保護がなぜ必要か、そしてその一つの手段として「OpenTimestamps」がどのように機能するかを説明します。 著作権保護の現状 自動発生する著作権 法律上、著作権は作品を作った瞬間に自動的に発生します。 登録や申請は...

はじめに 「執筆ツールを選び直したい」と考えた時、何を重視すれば良いのでしょうか。 ツール選びは、あなたの執筆スタイルと優先順位によって決まります。本記事では、ツール選定の重要な視点を説明します。 ツール選定で問うべき3つのこと 1. 優先順位は何か シンプルさ:複雑な機能は不要で、執筆に集中したい 機能の豊富さ:複数章管理、バージョン管理など、様々な機能が欲しい 複数デバイス対応:PCでも、スマートフォンでも執筆したい プライバシー:データを他社サーバーに預けたくない 2. 執筆スタイルは 短編主体:多数の作品を手がける 長編主体:1つの作品に長時間かけ、複数章を管理する必要がある シリーズもの:複数作品で共通の設定を使う チー...

はじめに 複数の小説を執筆している、あるいは長編1作品の執筆を進めている時、このような課題に直面したことはありませんか? 「このキャラクターの年齢は?」「どの街を舞台にした?」と確認するのに、原稿を何度も読み返す 複数の小説に同じキャラクターが登場するが、前作での設定を忘れている 魔法体系や世界観の設定が、複数のファイルに散在している PC、スマートフォン、タブレットなど複数デバイスで執筆しているが、設定情報が同期されていない チーム制作で、「誰がどのような設定を決めたのか」が明確でない Word や Googleドキュメント などの一般的な文書作成ツール、テキストエディタだけでは、このような複数章・複数デバイスでの設定管理が難し...

はじめに 「校正」と「推敲」—この2つの言葉は、まったく異なる作業です。 校正:誤字脱字、表記の統一、句読点など、ルールに基づくエラー修正 推敲:文章の内容、表現、流れなど、創作的な改善 執筆ツール・テキストエディタが支援できるのは「校正」です。本記事では、書いてんかの校正機能でできること、そしてツールでもできないことを説明します。特に、markdownやテキスト形式で執筆する際の校正の重要性を紹介します。 「校正」と「推敲」の違い 校正(こうせい)とは ルール(文法、表記、句読点)に基づいてエラーを見つけて修正することです。 具体例: 「雨がふっている」→「雨が降っている」(漢字の統一) 「田中」と「たなか」が混在している(固有...

はじめに ノベルゲームやADVゲーム、ビジュアルノベルのシナリオを執筆したことはありますか? Unityやティラノビルダーなどのノベルゲーム制作ツールを使うにせよ、シナリオ作成専門のアプリを使うにせよ、分岐が増えると以下のような課題に直面します: 複数の分岐がどう繋がっているのか、全体像が見えない 「この分岐を削除した場合、後の展開に影響しないか」という確認が難しい 分岐がどのくらい深いのか、全体でいくつあるのか、把握しにくい ゲームシナリオの複雑さに対応できる執筆ツールが限定的 本記事では、ゲームシナリオ特有の「複雑な分岐」を管理する考え方を説明します。 ゲームシナリオの複雑さとは 直線的な執筆との違い 通常の小説は、物語の流れ...