この記事のポイント

書いてんかの分岐構造ビューアでゲームノベルやマルチエンド小説を管理する方法を解説。分岐の全体図を視覚化して矛盾を防ぐ執筆環境の活用法を紹介します。

はじめに

ゲームシナリオ・ビジュアルノベル・マルチエンド小説では、物語が複数のルートに分岐します。

「このルートとあのルートで、同じ場面を共有しているか」「分岐後にルートが合流する場所はどこか」——分岐の多い作品では、全体の構造を把握することが非常に難しくなります。

書いてんかは、Gitのブランチ(枝)機能を活用した分岐構造ビューアを備えています。


分岐構造ビューアとは

書いてんかの分岐構造ビューアは、Gitのブランチを視覚的に表示する機能です。

通常のGitでは「コマンドラインで確認するもの」でしたが、書いてんかでは図として直感的に見られます。


ゲームシナリオへの活用

共通ルートとルート分岐

ビジュアルノベルでは、最初は全員共通のルートを進み、選択肢によってキャラクターごとのルートに分かれます。

Gitのブランチを使って:

  • mainブランチ:共通ルート
  • route-hanaブランチ:花ルート
  • route-soraブランチ:空ルート

というように管理すると、「共通ルートで変更した内容を各キャラクターのルートにも反映する」(Gitのマージ操作)が可能になります。

どこで共通・どこで分岐しているかを視覚確認

分岐構造ビューアでブランチの構造を確認することで、「このシーンはどのルートに含まれているか」が一目でわかります。


マルチエンド小説への活用

読者が選択肢を選ぶ形式の小説でも同様に使えます。

バッドエンド・グッドエンド・トゥルーエンドなど、エンディングごとにブランチを作ることで、それぞれのエンドに至るシナリオを独立して管理できます。


一人執筆とチーム執筆での違い

一人で書く場合

自分のブランチ構造を視覚化することで、全体を俯瞰しながら執筆できます。

「今どのルートを書いているか」が明確になります。

チームで書く場合

複数の執筆者が別々のブランチを担当する場合、誰がどのブランチを担当しているかが分岐構造ビューアで一目でわかります。


通常の小説での活用

分岐構造ビューアは、ゲームシナリオだけでなく通常の小説でも活用できます。

「書き直し前の版」「別のエンドの試案」「大幅改稿バージョン」をブランチとして残しておき、構造ビューアで管理することができます。


まとめ

書いてんかの分岐構造ビューアのポイント:

  1. Gitのブランチ構造を視覚的に表示できる
  2. 共通ルートとキャラクターごとのルートを別ブランチで管理できる
  3. 「このシーンがどのルートに含まれるか」が一目でわかる
  4. マルチエンド・ゲームシナリオの執筆に特に効果的
  5. チーム執筆でも誰がどのブランチを担当しているか把握できる

複雑な分岐構造をもつ作品を書く方に、特に役立つ機能です。