この記事のポイント

同人誌・文学フリマ向けに書いてんかを活用する方法を解説。入稿データ作成・奥付管理・刷数ごとのバージョン保存など、同人誌制作を支援する活用法を紹介します。

はじめに

文学フリマや同人誌即売会で自分の本を出す——個人出版は、執筆者にとって大きなやりがいのある活動です。

一方で、原稿執筆から入稿までには多くの工程があります。書いてんかを活用して、制作フローを整理する方法を紹介します。


同人誌制作の流れと書いてんかの関わり

同人誌制作の主な工程:

  1. 企画・テーマ決め
  2. プロット作成
  3. 原稿執筆
  4. 校正・推敲
  5. レイアウト・DTP
  6. 入稿
  7. 頒布(即売会・通販)

書いてんかは主に1〜4の工程をサポートします。


企画・プロット段階での活用

アイデアボードを使って、本のコンセプト・収録作品の一覧・ページ配分の計画を整理します。

1カード1:「表紙イメージ」
2カード2:「収録作品A ———— 予定40P」
3カード3:「収録作品B ———— 予定20P」
4カード4:「あとがき ————— 予定2P」

全体のページ数と字数の見通しを立てることで、印刷発注の計画が立てやすくなります。


原稿執筆での活用

文字数とページ数の把握

同人誌の場合、印刷所への入稿フォーマット(一行の文字数・行数)に合わせた字数計算が必要です。

書いてんかのリアルタイム文字数表示で、ページ数の概算を把握しながら執筆できます。

縦書きプレビューで紙面を確認

縦書きの本を作る場合、縦書きプレビューで本文の雰囲気を確認できます。

横書きで書いたまま入稿してから「思ったのと違った」という失敗を防げます。


校正での活用

Lint機能を使って、誤字・表記ゆれ・語句の繰り返しを確認します。

入稿後の修正は費用がかかる場合があるため、入稿前の校正は念入りに行いましょう。


バージョン管理で修正を安全に

「ゲラを確認してから修正を入れたが、どこを直したか分からなくなった」というケースでは、Gitの差分確認機能が役立ちます。

入稿前・ゲラ確認後・最終修正済みの三段階でコミットを作っておくと、後から「何を変えたか」を追跡できます。


合同誌・アンソロジーでの活用

複数の執筆者が参加する合同誌では、書いてんかのGitHub連携を活用して原稿を共有できます。

各執筆者が自分のブランチで執筆し、完成したものを主催者のブランチにマージするという管理が可能です。


まとめ

同人誌制作者のための書いてんか活用ポイント:

  1. アイデアボードで収録作品・ページ配分を計画する
  2. リアルタイム文字数でページ数の概算を把握する
  3. 縦書きプレビューで紙面の雰囲気を確認する
  4. Lint機能で入稿前の最終校正を行う
  5. Git差分で「何を修正したか」を追跡できる

丁寧な原稿管理が、満足のいく一冊を作ります。