執筆スピードを上げる「速書き→後で直す」戦略を解説。完璧主義を手放して草稿を速く書き切るためのマインドセットと具体的な実践テクニックを紹介します。
はじめに
「1時間書いて、200字しか書けなかった」
執筆スピードの遅さに悩む執筆者は多いです。
ただし、「速く書くこと」は必ずしも「良い文章を書くこと」とイコールではありません。戦略的に「速く書く場面」と「丁寧に書く場面」を使い分けることが大切です。
執筆が遅くなる原因
書きながら直す
前の文を書き直しながら進むと、前に進めません。
「書くこと」と「直すこと」を同時にしようとすることが、最大の速度低下の原因です。
完璧な言葉を探す
「もっと良い表現があるはず……」と考えながら書き止まる。
最初から完璧な表現を探す必要はありません。
調査・確認のために中断する
「この時代の衣装はどんなものだったっけ」と検索を始め、気づいたら30分経っていた。
調査は執筆前か執筆後に。執筆中は【要確認】とメモして先に進みます。
速く書くための方法
モードを分ける
執筆モード(速度優先): とにかく前に進む。誤字・表現の粗さは気にしない。【要確認】【要修正】のメモだけ入れて先へ。
推敲モード(品質優先): 執筆を止めて、書いた内容を丁寧に直す。
この2つのモードを明確に分けることで、どちらのフェーズでも集中できます。
タイピング速度の向上
執筆スピードの根本的な向上には、タイピング速度も関係します。
ただし、「速く打つ」より「考えた内容をそのまま打てる」という流れを作ることが重要です。
「コア文」から書く
各段落の「一番言いたいこと(コア文)」だけを先に書き、後から肉付けする方法。
1コア文:「田中は花子の言葉に傷ついた」
2↓
3肉付け:「田中の表情が一瞬止まった。視線が逸れ、窓の外を向いた」
骨格を先に作ることで、全体を速く進められます。
書いてんかで速度を上げる工夫
データベースの自動補完
キャラクター名・地名を事前にデータベースに登録しておくと、執筆中に自動補完候補が表示されます。
名前を打つたびに確認する手間が省けます。
アイデアボードで「次に書くこと」を確認
前回の執筆で「次はここから書く」とメモしておいたアイデアボードを確認することで、書き出しのロスが減ります。
まとめ
執筆スピードを上げるポイント:
- 「書く」と「直す」モードを明確に分ける
- 完璧を求めず、【要確認】メモで先に進む
- 調査・確認は執筆前後に行う
- コア文から先に書いて、後で肉付けする
- データベースの自動補完で入力の手間を省く
速く書くことは、第一稿の完成を早め、推敲に時間をかける余裕を生みます。